乗鞍岳花図鑑30

乗鞍岳花図鑑30とは

乗鞍岳全域では過去に実施された植物調査の報告書によると調査の違いは其々にしても、約400~700種の植物が確認されたことが解ります。
そんな多種多様な植物群から現在、入山が許可されている登山道・園路などで私たちが観察できる代表的な高山植物を花29種と実から紹介しました。

高山植物観察の近況は

トウヤクリンドウ、コウメバチソウの群生が引き続きみごろです。
草紅葉が微妙に進行している草地に小さい白い花が無数に点在する桔梗ヶ原の景観もこの時期の乗鞍ならでは。
ウラジロナナカマドやオオヒョウタンボクが実が紅くなってきました。

もう、秋はそこまで

2007.9.6m

花の色別分類一覧表

色別分類花名
黄色・橙色系ウサギギク、シナノオトギリ、シナノキンバイ、トウヤクリンドウ、
ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、
ミヤマダイコンソウ
桃色・赤色系クルマユリ、コイワカガミ、コケモモ、コマクサ、ミネズオウ、
ヨツバシオガマ、ガンコウラン、クロマメノキ、ベニバナイチゴ
白色系アオノツガザクラ、イワツメクサ、ウメハタザオ、ウラジロナナカマド、
コウメバチソウ、コバイケイソウ、オンタデ、コメバツガザクラ、
シラネニンジン、チングルマ、ハクサンイチゲ、タカネナナカマド、
シラタマノキ
青色・紫色系イワギキョウ、タカネトリカブト
茶色・褐色系ミヤマクロユリ、ハイマツ

小屋番が編集しました。お求めは畳平各所で!

(1)アオノツガザクラ/青の栂桜

壺形のクリーム色の花とツガに似た線形の葉に特徴があるのでは。

2006年7月20日剣ヶ峰にて

2006年8月6日肩ノ小屋登山道にて

(2)イワギキョウ/岩桔梗

花の裂片が無毛なのと総体的に上向きに生えるのが特徴では。

2006年8月6日剣ヶ峰にて

2006年8月18日桔梗ヶ原にて

(3)イワツメクサ/岩爪草

花弁がそれぞれ2つに裂けているので10個に見えるのが特徴では。

2006年7月20日剣ヶ峰登山道にて

2006年7月20日剣ヶ峰登山道にて

(4)ウサギギク/兎菊

高山に咲くヒマワリともいわれるほどよく目立っているのでは。

2006年8月18日乗鞍エコーラインにて

2006年7月20日乗鞍スカイラインにて

(5)ウメハタザオ/梅旗竿

あぶらな科の仲間では花が少し大きめなのが特徴では。

2006年6月13日猫岳下にて

2006年6月17日乗鞍スカイラインにて

(6)ウラジロナナカマド/裏白七竈

位ヶ原の燃えるような紅葉が有名では。タカネナナカマドとの違いは実の項でご確認を!

2006年7月22日乗鞍エコーラインにて

2006年9月30日乗鞍エコーラインにて

(7)オンタデ/御蓼

群生して咲く大きな葉は乗鞍岳でもよく目立つが、花を観察すると奥が深いのでは。

2006年8月18日摩利支天岳下にて

2006年8月4日剣ヶ峰登山道にて

(8)キバナシャクナゲ/黄花石楠花

日本の石楠花の仲間では最も高いところに咲くのでは。

2007年6月19日乗鞍スカイライン

2006年6月25日乗鞍スカイラインにて

2006年6月24日剣ヶ峰登山道にて

(9)クルマユリ/車百合

派手な花色はバスの車窓からでも見つけられるのでは

2006年8月10日猫岳下にて

2006年7月30日乗鞍スカイラインにて

(10)コイワカガミ/小岩鏡

円形の光沢の葉を鏡に見立ててこの名がつけられたそうだ。

2006年7月10日剣ヶ峰登山道にて

2006年7月6日乗鞍スカイラインにて

(11)コウメバチソウ/小梅鉢草

花の形が天神さんの梅鉢紋に似ているところからこの名がつけれたとか。

2006年8月16日位ヶ原にて

2006年8月18日乗鞍スカイラインにて

(12)コケモモ/苔桃

苔のように地を這って密生し、桃に似た小さい実をつけることからこの名がついたとか。

2006年7月20日富士見岳にて

2006年7月28日剣ヶ峰登山道にて

(13)コバイケイソウ/小梅蕙草

2005年は乗鞍岳でも当たり年、でも2006年は開花の確認ができなかったのですが。

2005年7月4日姫ヶ原にて

2005年8月11日位ヶ原にて

(14)コマクサ/駒草

高山植物の女王といわれるだけに、その人気は高いのでは。

2006年7月23日剣ヶ峰にて

2006年7月7日剣ヶ峰にて

(15)コメバツガザクラ/米葉栂桜

米粒状の5mm前後の長さの小さい葉が特徴では。

2007年6月19日作業道にて

2006年6月19支天岳にて日摩利

2006年6月18日剣ヶ峰にて

(16)シナノオトギリ/信濃弟切

信濃の兄弟伝説からその名がついたといわれていわれているが。

2006年8月1日剣ヶ峰にて

2006年8月18日乗鞍エコーラインにて

(17)シナノキンバイ/信濃金梅

掌状に深く裂けた葉と大きめの橙黄色の花が特徴では。

2006年7月27日平湯登山道にて

2006年8月1日里見ヶ原にて

(18)シラネ二ンジン/白根人参

花はハクサンボウフウと似るが人参の葉のように細かく裂けるのが特徴では。

2006年8月18日乗鞍スカイラインにて

2006年8月18日乗鞍スカイラインにて

(19)タカネトリカブト/高嶺鳥兜

茎が稲妻形に曲がるのが特徴、乗鞍岳ではトリカブトの仲間が他にもあるのでは。

2006年9月11日乗鞍スカイラインにて

2006年9月11日乗鞍スカイラインにて

(20)チングルマ/稚児車

実の形状が風車のようになり、稚児車に似ていることからこの名が付いたとか。

2006年7月20日大日岳にて

2006年8月6日位ヶ原にて

(21)トウヤクリンドウ/当薬竜胆

乗鞍岳に夏の終わりを告げるかのように各所で見られるのでは。

2006年9月12日剣ヶ峰にて

2006年8月22日桔梗ヶ原にて

(22)ハクサンイチゲ/白山一花

畳平のお花畑の大群落があまりにも有名だが、乗鞍岳では随所で見られるのでは。

2006年6月18日大黒岳にて

2006年7月31日畳平のお花畑にて

(23)ミネズオウ/嶺蘇芳

星をちりばめたかの様に咲く薄紅色の花が早い時期に見られるのでは。

2007年6月19日作業道

2006年6月19日朝日岳にて

2006年6月13日摩利支天岳にて

(24)ミヤマアキノキリンソウ/深山秋の麒麟草

低山帯で咲くアキノキリンソウの高山型、環境の違いがよくわかるのでは。

2006年8月18日肩ノ小屋付近にて

2006年8月13日乗鞍スカイラインにて

(25)ミヤマキンバイ/深山金梅

乗鞍岳では長い期間の観察が可、イチゴの葉によく似た三つ葉が特徴だが。

2007年6月19日乗鞍スカイライン

2006年6月18日乗鞍スカイラインにて

2006年8月11日位ヶ原にて

(26)ミヤマキンポウゲ/深山金鳳花

鳥足状の5つに深く裂けた少し長めの葉が特徴だが。

2006年7月27日平湯登山道にて

2006年7月20日猫岳下にて

(27)ミヤマクロユリ/深山黒百合

伝説や歌の影響か、中高年の女性には特に人気だが。

2006年7月31日畳平のお花畑にて

2006年7月7日乗鞍スカイラインにて

(28)ミヤマダイコンソウ/深山大根草

快晴の乗鞍岳の空に良く映える、円形の大きく光沢がある葉が特徴だが。

2006年7月23日大日岳にて

2006年7月27日剣ヶ峰にて

(29)ヨツバシオガマ・四葉塩竈

普通は葉が四枚で、4個の花が幾重にも重なり咲くのが特徴だが。

2006年7月20日肩ノ小屋付近にて

2006年8月18日乗鞍エコーラインにて

(30)実が見られる植物9種

乗鞍岳では秋になると実を付ける植物がいくつかありますが、そんな中から。

ウラジロナナカマド
2006.8.27

ガンコウラン
2006.9.26

クロマメノキ
2006.10.29

コケモモ
2006.9.3

シラタマノキ
2006.10.28

タカネナナカマド
2006.8.27

チングルマ
2006.9.26

ハイマツ
2006.9.15

ベニバナイチゴ
2006.10.1

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